spaとエイジング②

いつもありがとうございます。

 

今回は、前回からの続きでspaとエイジング変化2「質感の変化」についてお伝えいたします。

お客様の悩みとしては…「艶がなくなった」「パサつく」などです。

質感の変化の原因としては2つ挙げられます。

原因1・・・【CMCの減少】

CMCは毛髪内部のキューティクルやコルテックスに存在してます。

CMCの役割としては、薬剤の通り道、皮脂膜に近い存在として頭皮の乾燥や、紫外線などから皮膚を守る役割もしております。

ただ、カラーや、パーマなど髪の毛に施術を行ってる髪の毛には、CMCの中に存在する18MEAと言う頭皮にでた脂を毛髪の表面にコーティングしてツヤを出すための役割をするものがなくなります。

そうなることで、頭皮に脂がたまり、臭いの元や酸化する事で頭皮ニキビの原因など、頭皮環境が悪くなるのです。

年齢を重ねることで皮膚も、筋肉も老化してしまいます。それで、CMCも、必然的に減少してしまうのです。

SPAを行うことで頭皮環境を整え、頭皮に溜まりやすい脂を一定に保ちます。なので、臭いや頭皮ニキビを減少させる事に繋がります。

また、血流を良くし頭皮環境が良くなれば毛髪も元気になります。そうすることで、毛髪内部の状態も良くなり、CMC減少を少しでも緩和することができます。結果、お客様がなりたいスタイルに繋げやすくなり、スタイルの幅も広がりやすくなるのです。

 

原因2・・・【カルボニル化】

カルボニル化とは、皮膚のタンパク質と酸化した脂質が結びつく事と言われています。

カルボニル化により、生成された物質をALEs(最終脂質過酸化物)または糖化と言い、この物質が生成されると皮膚は黄色くくすんだ感じになります。

最近の研究で、頭皮がカルボニル化すると、そこから生えてくる毛髪は疎水化が引き起こされパサつきが生じツヤ感が低下する事がわかっています。

 

ここで話しているカルボニル化は、皮膚表面で起こっていることです。

ですので、SPAを行う事で皮膚表面で活性酸素と結びついた脂質を取り除き、皮膚のALEs(糖化)を抑えます。結果、その後に生えてくる毛髪のパサつきを減少させることができるのです。

 

皮膚表面で行われているカルボニル化は顔の肌でも起こっています。特にこれからの時期は暖かくなり皮脂の分泌が頻繁に行われ、肌のカルボニル化が起こりやすい時期になります。

夏頃に出てくる黄色いくすみはこれが原因で行われているのです。

皮膚は全て繋がっている体の中で一番大きい臓器。

頭だけでなく、お顔のケアもしっかりしていくのも大事な事ですね。

※2018年12月号経営とサイエンス中谷教授資料参照。

 

次回は最後の章、変化3【髪色の変化】とスパについてお話ししていきます。

 

ayumi

 

 

 

 

 

 

 

 

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